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小林よしのり
2017.11.17 11:26メディア

山尾志桜里と金慶珠の圧倒的な差


金慶珠が、なるほど韓国人の価値観だなと思うのは、

次のような発言だ。

 

「小林さんは漫画家で思想家じゃない。だからいくら

バッシングされてもいいし、バッシングされても

自分の主義主張貫けばいいんですよ。

でも山尾さん、何度も言うけど政治家なんですよね。

有権者の票を幅広く得ながら、幅広く説得していかな

きゃいけない」

 

しょーもない政治家論だ。

これが韓国の政治家がポピュリズムに走る理由なのだ。

 

人気取りのために竹島に上陸したり、在韓日本大使館

の前の慰安婦像を放置したり、トランプ大統領に慰安婦

を抱擁させたり、韓国人の政治家は、日本人にとって

反面教師にしかならない。

 

山尾志桜里は世論に迎合する政治家ではない!

 

確かに日本の政治家も世論が恐くて戦えない臆病者は

いっぱいいるが、山尾志桜里は「村社会型・同調主義者」

ではなく、「欧米型・個人主義者」である。

これは、わしがそうだから、よく分かる。

 

山尾志桜里が「公私に一定のラインを引く」というのは、

まさに欧米型の政治家であり、あくまでも自分の政策と

実績だけを有権者に説いて当選したのだ。

 

金慶珠には理解できないだろうが、

山尾志桜里には信念があるのだ!!

 

金慶珠は、山尾氏がわしのアドバイスを受けていること

について「そもそも山尾さんは頼る相手を間違ってるよ。

私に相談すれば、一応メディア専門でもあるので…」

言い出し、司会者に「何の相談をするの?キョンジュ

さんに?」と聞かれて、「世間の生き方。女の生き方」

と答えた。

 

なんという馬鹿な意見だ!

「世間の生き方。女の生き方」だとよ!(爆笑)

ただひたすら男社会に媚び、自分の主義主張を持たず、

八つ墓村の集団ヒステリーにもおとなしく頭を下げて

おくのが女の生き方というのは、韓国の文化だろう。

 

日本人はもう、本当の女性活躍の時代に踏み出せる

時代状況が来ている。

男に媚びない女性がついに誕生したのだ。

それが山尾志桜里だ!

 

わしはアドバイスというより、むしろ山尾氏の信念に

振り回されていると言ってもいい。

ダメだと言ってもどうせ聞かないと分かっているから、

ため息をつきつつ馬鹿世論の盾になっているだけである。

 

今日もまためんどくさいことを頼まれた。

それが国家のためだから、やるしかないのだ。

 

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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